先日、ある男性のポートレート撮影を行なった。
人物撮影は圧倒的に女性が多い。プロのフォトグラファーに依頼してのスタジオポートレートのみならず、日常的にも友人との撮影でも女性の方が圧倒的に写真を楽しんでいる。その人生の瞬間、瞬間をより美しく、より楽しく記録に残したいという気持ちがあるのだろう。撮影自体をひとつのイベントとしても楽しんでいると思える。
男性が自分の意志で写真撮影を行なうのは、記念写真や人生の瞬間を残すというよりも、自分の生き様を表現することが目的になるのではないだろうか。
メイクし、着飾り、装飾によって美しくしようとするのではなく、男性は皺や人相までを見方にして味を出す。まったくアプローチが異なる様な気がする。皺、表情、髪や髭、肌のテキスチャー全てが人相でその人の生き様。人に媚びず、挑戦し続ける生き方が、いい表情、空気感を醸し出す。人工的なシャドーを付けることなく、より凹凸のある立体的な顔をしている為、光と影の調和が実に美しい。太陽光もストロボ光も実に美しく陰影を付ける。実績のある人間は人に媚びることも、実力以上に表面を磨く必要もない。
私自身、男女拘らず、厳しい世の中を挑戦し続ける人、信念のある人、いわゆる「味のある人」のみの特権であるその「優しさ」を表現するのが好き。
今回は、キネシオテーピング協会会長の加瀬健造D.C.を撮影した。薬や手術に頼らない自然医療を信念に、この自然治癒力による治療と予防の為に、常に新しい方法と理論を生み出すことに挑戦している方。
常に青春真っただ中の素敵な笑顔を表現することができた。
おはようございます、砂袋ジュンです。
こちらの男性、とっても味のある”良い顔”をしていますね。
まるで僕が目指すところの『ちょい真面オヤヂ』そのものの感じです‼
高田純次や大竹まことと通じる雰囲気が漂っています。
さんな切り取りをする曽田さんは流石です。
僕もあと十年経ったらこんなセクシーでクールな『ちょい真面オヤヂ』ショットを撮影して下さいね(^_−)−☆