美容専門学校の学生の作品

今日から3月。1月、2月、3月は「行く、逃げる、去る」とよく言ったものだ。この間、新年を迎えたばかりの様な気がする。日中は急に春らしくなった。また、すぐに寒くなるのだろうが。

本日は美容専門学校の学生の作品撮影を行った。卒業前の最後の作品だろう。グループでの作品であり、コンセプト、モデル選び、衣装、アクセサリー、小物、ヘア、メイクを皆で協力して、創り上げる。そのため、今日は私の世界観での撮影をせずに、できる限り、現場で仕切ることはやめた。皆がポーズや表情を指示し、私もリクエストに応えるスタンスで撮影に臨んだ。ただ、私は誇張したポーズや表情は好まず、その様なタイミングではシャッターは押さない傾向にあるので、自然に自分のテイストになってしまうかもしれない。

ここ数年間、卒業制作の作品撮影を行っている。以前は強い女性、ハードな雰囲気の作品もたまにあった。そして、かわいらしさを全面に出した作品が続いていた。しかし、リーマンショック以降はやわらかい、ふわっとした、自然な、主義主張のない作品が傾向だった。不況疲れであろうか、久しぶりにコントラストの強い作品を学生達は希望してきた。

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学生達は機材運搬、設営、レフ当て、撤収等、よく気が利いて手伝ってくれる。皆も卒業し、美容師になると修行の日々が続き、なかなか作品撮りをする機会がないかもしれない。しかし、今回の様にコンセプトからヘアメイク、撮影を行ったことはきっといい経験になることと信じている。私も学生と接することができ、色々と学ばせて頂いた。皆、ありがとう。

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