本日は、イベント撮影。取引先の記念式典。
この会社は、従来は数十年間、色々な有名企業の傘下での経営を行ってきたが、MBOにより、単独の会社になった。親会社の業績悪化や、企業風土の違い等、様々な内部事情もあったことと察する。外から見れば、企業名も変わらず、全く変化が無い様に思えるが、独立した会社と子会社とは、たとえ法人格があったとしても似て非なるもの。
傘が無ければ、雨は直接にかかる。親がいなければ、自分の足で歩くしかない。
列席者の株主の方の挨拶が印象的だった。「我々は、鳩山由紀夫の様にいい母親はいない。石川遼の様な儲けてくれる息子もいない。自分達の足で歩くしかない。」「景気を良くしてくれれば、経営が良くなるのではない。景気を良くするのは自分達」
従来、子会社形態であった会社が、その慣れた体質や発想から脱却し、独立の道を選んだのは大変な「想い」があったのだろう。敬意を表するのと共に、今後の発展を期する。共存共栄していきたい。式典後のパーティーでの社長の涙に、その「想い」を感じた。
例年になく、社員の方々の雰囲気、顔が明るかった。