ここのところ、自社スタジオ、又はレギュラーのクライアントさんの現場での仕事が多かったせいか、久しぶりに機材を積んで、ダウンタウンへ繰り出した様な気がする。
天気が良かったので、運転中に窓から色んな光景を見ていた様な気がする。
皇居の回りに平日の昼からジョギングをする人ってどんな仕事をしている人だろう。
東京タワーの横を通った際に、なにか複雑な気分になった。東京タワー自身はスカイツリーのニュースをどう受け止めているのだろう。それでも多くの観光客が団体写真を撮ったりと賑わっていた。
新社会人と一目で分かるOL集団。なんの個性も感じなかった。会社は集団生活を教え込み、ハンドリングしやすい様に教育していくのだろうな。そして少しずつ、気づかないままに立派な飼い犬的発想になっていくのだろうか。数年、数十年経過し、実力のある人は独立するので、結局、会社には扱いやすい人、疑問を持っても一歩踏み出せない人、社会常識があり迫力の無い人ばかりが残っていくのだろうな。また、一体、どの様にして自己表現をしていくのだろうか。「私は他人とは違う」、「会社での自分は本当の自分ではない」、「公私を分けた人付き合いがしたい」等と考えて行くのかな等々、新入社員のグループが歩く姿を見て感じてしまった。
本日、友人と話す機会があった。彼に「twitterしている?」と尋ねた。すると、「していない」、「俺は現場、現物主義で、目の前にあることしか信じない」という回答だった。一理ある。しかし、先ほど見た没個性の同じリクルートスーツを来たOL集団を見ていると、目の前で話していることが本当に本音なのか、本音で話す環境があるのかと思う。それだと、匿名性があり、全員が対等であるネットの方が、本音でつぶやいていることもあるのではないかとも感じた。いずれにせよ、バランス感覚であり、リアルとネットは考えも持って、ハイブリッドで対応するのが王道だろう。
4月になったというだけで、雰囲気が暖かくなった様な気もする。
私が塾長を務める「ポートレート写真塾」が4月7日(水)から始まる。表現力、創造力を養うことを目的とし、その為に必要な技術力は気がつくと習得しているというアプローチ。ゼミ形式なので、仮説を立て、実証する習慣を付けるのが技術力アップの王道。 http://www.sodaplaza.com/workshop/juku.html
写真塾では、リアルの世界であっても全員が対等であり、誰にも媚を売る必要もなく、皆、同じである必要がなく、心の制服を着る必要もない。「表現すること」の楽しみ、「想いをカタチにすること」の楽しみが感じられることが一番の狙いかもしれない。
新年度になり、色々と考える機会のあった日だった。