ヘアスタイリストの作品撮影

美容専門学校の美容師の方々の作品撮影を以前に行い、作品がその美容学校のwebでも紹介されたので、そのタイミングでブログにて紹介する。

今年2011年のテーマは ” re-mix asian modernism “。従来、ヘアスタイルはヨーロッパ発信の流行を追うカタチなのが定番であり、今年の作品テーマのキーワードは今注目される広大なアジア大陸。そして、従来のアジアの伝統の枠にとらわれずに、今の感覚で再構築されるというもの。

今回の私のこの作品に対してのスキームは、モデルキャスティング、撮影業務全般、作品のプリント出力や額装、ポスター等のデザイン制作。コンセプトワーク及び衣装、プロデューサー業務はヘアスタイリストのリーダーの方が行い、私はそのコンセプトを具体的にカタチにする為のディレクティング及び撮影者としての入出に関するクリエイティブワークを行った。合計8名のヘアスタイリストの作品を撮影した。そして、ひとつのヘア作品にはメイクアップアーティスト、ネイルアーティストも参画している。

フォトグラファーとして技術面での写真解説としては、今年は毛先までかなり立体的な作品が多く、私の作品には珍しく被写界深度を深めにして、くっきりとコントラストのある撮影をした。作品により多少は異なるが、バックには阿修羅の木をイメージさせるテキスチャーを付け、ライトにも色を付けたものが多い。ライトの色は基本、被写体とバックの間に付け、被写体には色被りをさせなかった。作品によって、テキスチャーに色を付けたもの、テキスチャーは白のままにして、その後ろからテキスチャーの間の部分に色を付けたものがある。

今回は遠慮して代表的な作品1点のみを掲載。

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他の7作品はこの学校のHPに掲載。

日本美容専門学校のHPはhttp://www.nichibi.com/index.php

このサイトのトップページの中央付近の右端に “2011 NICHIBI NEW HAIR MODE”という項目の中。このサイトを見ると、2005年から撮影している過去の作品全てをバックナンバーとして見ることができる。余談だが、これを見ると、過去の撮影の様子が蘇るかの様に思い出す。

ネイルの作品は公表されていないが、ネイルアーティストの方々に敬意を示し、下記に2点アップしてみた。

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70-200mm f2.8レンズで多少、深めにして、モデルの表情も表現。

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180mm f3.5のマクロレンズでネイルの1カ所のみのピント。このレンズの手持ち撮影は何故か難しく、いつも苦戦。本当にピントにシビア。しかもマクロレンズで被写体とは息の触れ合う位置での攻防戦で、少しでも被写体が動くと最初から構図を作り直し。

モデルの方が爪の物撮りで無いことを理解しているので、素敵な写真が撮影できた。と思う。

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