私の撮影の歴史はタンゴダンサーとあると言っても過言では無いくらい、タンゴダンサーを撮影してきた。
本場ブエノスアイレスでのタンゴシーンの作品撮り、タンゴの発表会、コンテスト、ショーやイベント、そして、スタジオでのプロモーション用のポートレート撮影とあらゆるシーンでタンゴダンサーを撮影してきた。
私自身、ブエノスアイレスに住んでいた事もあり、タンゴの撮影には思い入れはある。19世紀末から20世紀初頭にかけ、イタリアからの移民が男性同士、娼婦相手に踊っていたタンゴ。歌詞の内容は、新天地ブエノスアイレスから祖国イタリアに向かって、成功する迄帰れない、昔の女に対する未練等の内容が多くある。ブエノスの街に空港から入ると、どこからとなくタンゴの調べが。
以前にweb製作の為の写真撮影でスタジオにやって来られたカップルのwebが公開されたので、そのタイミングに合わせブログを記載してみる。
「Aco & Mariko 」のカップルもブエノスアイレスが原点だそう。日本に戻り、現在はショーやレッスン活動によって、本場のアルゼンチンタンゴを日本に普及すべく取組んでおられる。
やはりブエノスを経験したダンサー達の表現力は違う。それはフォトスタジオでの撮影であっても、その奥にはブエノスのシャビーなバーをイメージし、タンゴの曲の意味を理解されているからだろう。すると、単なるステップや型の写真では無く、コラソンを重視するブエノススタイルのタンゴダンサーの写真に仕上がる。
Aco & Mariko さん、web の立ち上がりおめでとうございます。素敵なサイトですね。
http://acomariko.info/