家を整理していると、昔の写真アルバムを見つけた。私がベネズエラのカラカスに住んでいた頃のもの。
随分昔の事だが、大学卒業後にカラカスのアンドレスベージョ・カトリック大学の経済学部に留学した。大学は午前中で午後はモデルエージェンシーに入り浸りで、写真を門前の小僧の様に学んだ気がする。師とするHumberto Trejo氏にはモノクロの暗室技術を教えてもらったが、撮影に関しては直接に指導された記憶は無い。「キャラクターのある写真を撮る事」、「人と話す時は相手の目を見る事」の2つ位。しかし、ポートレート撮影をする際に、小手先のハウツーよりも、人と向き合って撮影するという意味では、私の今の撮影スタイルの原点になっている。実際に「キャラクター」の意味、コンセプトを理解できたのは40才を超えてからの事だが。
下記は当時の私の誕生日の写真。
当時、プール付きのマンションに住んでいて、そこにパーティー業者を呼んで設営した。そういえば、パーティー業者と言う業種があった。食事とウェイター、ミラーボール等のライティング、音響設備とレコードとDJの段取りをしてもらう。
向かって右は私が日本語の家庭教師をしていたViviana Gibeliさん。彼女はベネズエラのみならず、中南米やマイアミで有名な女優兼司会者。と、左はMariela Centenoさん。彼女はベネズエラを代表するモデル事務所の代表。ベネズエラ時代は彼女のお陰で随分、社交界に出して頂いた。いつも一緒にいた気がする。感謝している。
カラカス事務所 http://www.marielatibymodel.com/
マイアミ事務所 http://www.artistasmanagement.com/
マリエラさんと当時の彼女のモデル達。左からビビアナ、クリスティーナ、クラウディア、リリー。
クラウディアとはCMの仕事で共演した。
今の自分の作風に影響を受けた人々。