タンゴシューズの撮影を私のスタジオで行った。
ブランド名は ” Angelina ” 。
タンゴの本場、ブエノスアイレスで生まれたタンゴシューズ。このシューズのコンセプトは『シンプルが、女性を一番美しくみせる』(by Coco Chanel)であり、タンゴを踊る足元もシンプルであることが女性らしいエレガントなラインを描く必須条件。
今回の撮影も「シンプル」をキーワードに撮影してみた。
私がこのシューズが素晴らしいと思うのは、
1)素材
アルゼンチン産のもっとも柔らかい生後6ヶ月までのカーフスキンやイタリアやドイツで加工された最高級のスウェード、エナメル革を使用。
2)本場の革職人によるハンドメイド
3)日本人向けの商品開発
日本人にあった足のカタチの型をおこして制作。
そしてなによりも単なる輸入販売ではなく、現地に日本人の担当者がいて、品質管理を行っている点。
商品開発はプロのタンゴダンサーによって行われているので、履きやすく、おしゃれで、踊りやすい等の基本的なポイントをついているのだろう。
そのタンゴダンサーがスタジオにやってこられ、商品について語って頂いたので、その熱意が伝わった。私も「モノつくり」に関してはうるさい方なので、話の内容にとても共感した。ブエノスアイレスの職人の方々に日本人向けの商品の製作や品質に関して伝え徹底するのは大変な事だと思う。また、原材料の吟味や確保、仕入れ管理も。
以前に私も3年間位ブエノスアイレスに住んでいた事があったので、彼女の話を聞きながら、革職人のアトリエやタンゴシューズショップを頭に浮かべながら彼女の話を聞き入っていた。
HPはhttp://www.angelinashoes.com/
下は今回のモデルであるダンサーの方の撮影合間のオフショット。