4月6日の私のブログのエントリーに美容作品についての写真を紹介した。
それらの写真はヘアー&メイクアップの作品であったが、背景や衣装も含めた全身の写真をセレクトした。ヘアやメイクは単体で表現するものでは無く、全体のテーマに沿ってヘアー、メイクアップ、衣装、空気感のトータルでへアメイク作品になる。それが今の主流であり、且つファンダメンタルだと思う。とかく、へアメイクの作品だとヘアカタログの様に物撮りタッチで撮影されがち。全体のバランスにこそバリューを感じる。
最近はネイルサロンが街中に目立つ様になってきたせいか、ネイルアートはここ数年の流行で以前はピンク一色のマニュキュアを塗っていたイメージがある。しかし、ネイルアートの歴史をwikipediaで調べてみると紀元前から古代エジプトにあり、日本へは平安時代に伝来したとある。
冒頭で記載したブログの写真撮影をした際にネイルアートに着目した写真も撮影してみた。これも上記で記載したのと同様に、ネイルアートが施された手を机に置いて上から撮るだけでは全体のバランスが分からない。ネイルアートは単体で楽しむものではなく、へアメイクとの色合いや風合いとのバランスの中にネイルという要素があると考えるのが私の中ではファンダメンタルかなと。
そこで写真を紹介してみる。
よく見ると、見事にまでネイルとヘア、そしてメイクが色合いや風合いともコーディネイトされている事が分かる。さすがに美容師の方々だと思う。もし、単にヘアスタイリスト、メイクアップアーティスト、ネイルアーティストが各々が自分の作品を施していたら何らの統一感が無かっただろう。本当によく考えられた、デザインされた、コーディネイトされた、上手い、巧い作品だなと勉強させられる。
私は常に「想いをカタチにして、人に伝える」というコンセプトの基、伝えたいストーリーを自身に問いかけながら、表現していくことを自分のテーマとして撮影しているが、想いやイメージを具現化する方々って皆、拘りが共通しているなと感じた。