先日、わんちゃんの1歳の誕生日の撮影を行った。
気のいいご夫婦のペットで、記念にということでピカちゃんとエルちゃんの双子の小犬が我がスタジオにやって来た。
ペットは一匹でもなかなか行動が読めずにポジショニングや視線が難しいのだが、今回は2匹同時の撮影だった。
私のスタジオは基本的にどこから撮影しても360度の背景が画になる様に設計している。以前に早稲田でスタジオをしていた時にごく平凡なスタジオで、1面を布のバックドロップでの撮影をメインとしていた為、ペット撮影をした際に成人と同様に考え自分の意でペットの立ち位置を考えていて、自分の考えが甘かった事を痛感した経験がある。その時は3面を布バックを張って撮影したのを思い出す。
ポジショニングとは背景のみならず、ライティングによっても制約される。ペットを撮影する場合は毎回、スタジオの中の機材や余計な家具系を全て出し、ライティングは白い壁や天井を利用してどこでも光が回る様に設定する。これならワンちゃんがどこに走ってもシャッタータイミングの制限がかなり軽減される。後は飼い主にも入ってもらうパタンとワンちゃんのみの撮影にするかの画作りをしていく。
最初はウォーミングアップとして、飼い主と一緒に楽しい撮影をした。難しいのがワンちゃんのみの写真。ワンちゃんとしては初めての場所であり、不安なのか飼い主の方がいらっしゃると追って付いて来る傾向にある。すると中途半端に飼い主の方の足や体の一部が入り込んでしまう。そこで途中でスタジオの外に飼い主の方に出られ、私とワンちゃん2匹となった。
2匹なので、ピンで撮影する際もどちらかに偏らない様にしようとするが、なんせ初めて出会う犬達で且つ模様が無い真っ白い双子なので、見分けが付かない。慣れて来ると動きや性格が読め違いが分かって来るが。
飼い主の方も撮影している内容は同時に見たいものだろう。そこで、無線LANで画像を飛ばし、パソコンを控え室に出して見てもらった。
後日、データと写真集を納品させて頂いた。シンプルな白ベースだが、動きやシチュエーションがかなりバリエーションがあったので、30ページの写真集も飽きずに見れる編集をする事ができたと思う。
その一部を紹介してみる。
■飼い主さんがスタジオを出られると不安そうで、外を気にしていた様子。
日頃、しきたりやプロシージャーばかりを気にする記念撮影が続いていた時期なので、とても撮影事体をエンジョイできた。
ピカちゃん、エルちゃん、また会おうね。元気でね!!!自分達の写真を見た感想を聞かせてね!!
ピカ・エルの写真を掲載していただき大変嬉しいです!
30枚のフォトブック&データ、本当に素敵に出来上がり、大満足∞です。
依頼した時は、プロのカメラマンでも、躾の出来ていない犬2匹相手なので、1枚でも良い写真が撮影出来たら、ラッキーと思っていたので、本当に、感謝!感謝!です。
先生、どうも有難うございました♪
ピカ・エルは、自分の写真を見て、お友達ワンコと思っているのか?ワンワン・・・・ペロペロ・・・・
また、お会いしましょう♪