以前に作品撮りした写真がベネズエラの美容雑誌 “Equilibrio Magazine”に掲載された。

（創刊第６号　26〜29ページ）

＊掲載記事の和訳「 日本のアートである折り紙、幸運と平和の象徴である日本の伝統の折り鶴を大きくしたものを背景にして、作品のインパクトを際立たせている。柔らかさとシンプルさがふわっとしたエアリーなヘアスタイルを演出、そして部分的なカラーリングが伝統とモダンさを結びつけています。」

1年前に作品撮りをした時の事を思い出してレポートしてみる。

海外から見た「和」のイメージのヘアメイク作品にしようと、モデルオーディションから撮影まで行った。コンセプト等の詳細や他の写真は昨年記載したブログにて。http://www.hiroyukisoda.com/wordpress/?m=20130829

↑　オーディション風景。ファッションフォト系のありがちな誇張したポーズをとるモデルよりも、シンプル且つ個性的で連続した動きの出来るモデルをキャスティングしてみた。

↑　ヘアメイクアーティスト、ネイリスト、スタイリストの皆さん（撮影当日のスタジオにて）。コンセプトワークに関して事前に何度も打合せを行ったので、撮影者含めイメージの統一が図れた。赤（歌舞伎）と黄色（能面）の２つのヘアメイク作品、そして衣装も手作りで対応して頂いた。

↑　撮影は写真／動画を同時に行った。3m幅の撮影用背景紙でテーマである折り鶴を折った。予想外に苦戦し、撮影前日に二人掛かりで数時間かかってしまった。

連動した動画作品。スチール連写と動画のミックス編集。

orizuru from hiroyuki soda on Vimeo

白いスタジオで明るいレンズ(85mm/50mm f1.2)を開放にして、衣装も小物も白くして、メイクを赤と黄色の差し色という白基調且つ柔らかいシンプルな写真を撮影してみたかった。

カリブ海沿いの南国のベネズエラ、ミスコンテストやドラマ制作が盛んでショービズ好きなベネズエラ、その地での美容雑誌で他のパッションのある写真と全く異なった作風の紹介はどんな化学反応があったのだろうか。（下記は目次）