よく「雨男」「雨女」という言葉を耳にする。
以前から自分は雨男だとばかり思っていた。しかし、最近、撮影の日に青空バックに撮影したいとき、スポットで晴れることが2度、続いた。2度とも直前まで小雨、そして、撮影終了後も小雨。スケジュール的にも日程のみならず、その時間帯もずらせない時に、望んだシーンが突然やってきた。
過去、撮影で海外に行った際に、全日程、雨だったこともあった。雨には雨の良さもある。雨に似合う撮影の仕方もある。
晴れて欲しいという思いの強さは確かにあるだろう。しかし、通常の理屈から考えると個人の思いがお天道様に通じることなど説明がつかない。結局、私にとって、「雨男」など存在しない。天候を常に味方にして、どんな天候でも絵になるシーンをイメージすることや、臨機応変にアドリブ的にアートディレクションをすることが重要なのだろうと思う。
今日は嫌な天気だ。撮影はなく、アトリエにこもって行なうレタッチ日和ってか?