１歳の誕生日記念写真を撮りに来られるお客様はベイビーフォトではお宮参りに次いで多いです。写真としては一番、面白い頃だと思います。

お宮参りの記念写真では、まだ首が座っていない場合が殆どで、本人も撮影されている自覚が無いので、表情も限られてきます。また、寝ていたり、泣いている時間が殆どの場合も多々あります。また、ご家族も多く写真に収まる事が多いので、どうしても構図的に本人の顔は小さくなってしまいます。

また、最近はハーフバースデーとして生後６ヶ月でスタジオにお超しになられるお客様も増えてきました。１歳の記念写真は被写体的にも面白いのは、床を這ったり、物に掴まれば立つ子供や少し歩ける子供もいらっしゃい、表情も、泣いたり、笑ったり、カメラの方は近づいて来たりと、個性が写真に表現できる時期だからです。

また、お宮参りや七五三、入学／卒業式に比べるとカジュアルであり、儀式的では無く、ご家族も含め、動きのある自然な写真が撮れる事が多いのも理由です。

今回、スタジオにやって来られたS君も元気一杯、スタジオ内で泣いたり笑ったりの表情をみせてくれました。

私も子供目線になる様に寝転んで、ローアングルで撮影しました。シャッターのピントの合わないカメラの目の前まで這って、やって来てくれました。会いに来てくれてありがとう。カメラに興味があったのでしょうか！？

写真の主役である子供が生き生きとした様子を表現する為に、シンプルな風合いで撮影する事ができました。私は撮影用のスクリーンの前で子供を固定して座らせ、スクリーンの色を変えたり、ねずみさん等のキャラクターを入れてバリエーションを演出する様な安易な撮り方は好きではありません。また、子供よりも目立つ様な空間や衣装で演出された所謂「大人が企画した感の写真」も好きではありません。子供の魂が自由である画づくりを心掛けています。

ご家族と一緒のフォーマルな写真、一緒に遊んでいるカジュアルなシーン、屋外で自然光と緑の入った写真等バリエーションあるシーンを撮影する事ができました。

追伸：Yファミリー様、先日の撮影ではとても楽しく行う事ができました。S君のカワイイ、色んな動きや表情を撮影する事ができました。有り難うございました。