3月に入り、卒業式袴の撮影シーズンになりました。
振袖撮影にお越しになられたお嬢様と数年ぶりに再会する事が出来ました。
まずは写真館スタイルできちんと前全身、座り半身等の卒業袴姿のフォーマル撮影を行いました。個性的で美しい着物、ヘアメイクであり、雰囲気や表情も素敵なお嬢様だったので、その後も撮影を続けました。
お嬢様やお母様と撮影前や撮影途中でも会話を楽しみながら撮影を続けていきました。
学校で勉強してきた事や子供の頃から将来なりたかった事等を伺う事が出来ました。
専門分野の勉強以外にずっとダンスやバトンに取り組んで来られたそうです。写真に撮られる事が好きだという事ですが、その理由がわかりました。体を使った表現者なので、写真や人前で表現する事が好きなんだなと。
お母様からは、「記念写真を残す事だけでなく、撮影自体が楽しいイベント」と伺いました。スタジオに来て、写真撮影する事が思い出になり、楽しい時間を過ごし、それが思い出にも繋がり、それ自体が記念になるという事でした。
まさに私がいつも思っている事です。フォトスタジオに求められているのは単なる写真撮影とアルバム制作という撮影サービスビジネスでは無く、エンタテイメントビジネスやイベントビジネスなんだなと。
そう言えば、当社も10年くらい前までは、卒業シーズンには色んな大学の生協に特設会場を作り、ただただ大勢な人数を効率よく、ベルトコンベアの様に一人1分程度で、全員同じライティングかつ1本のレンズで同じスクリーン前で機械的に卒業袴の撮影をしていた頃がありましたが、とてもエンタテイメントやイベント的な要素があるなどと言えませんでした。金太郎飴の様な撮影で、写真の中に各々の個性を表現する隙間もありませんでした。
今は色んなお客様達と会話を楽しみながら、人生の時間や感性を共有しながら撮影しています。
追伸:「Y.F様、先日は楽しい撮影ありがとうございました。卒業して就職と人生の中でのステージが変わる節目の時期だと思います。また、お会いできる事、お話しできる事を楽しみにしております。」
(当社の記念写真/ファミリーポートレートサイト)
http://www.family-photo.studio