世界水泳ローマ2009

7月下旬から昨日まで、テレビで世界水泳を見る日々が続いた。見る側にとっては単純明快なスポーツで、意外に面白い。

私が好きなポイントは、予選、準決勝、決勝と、選手自身のレベルと調子を考慮しての駆け引き。レース前の選手紹介の際の表情や仕草。

練習環境や体格、民族も異なるにも拘わらず、世界中のトップクラスが集まると、1秒以内に全員がフィニッシュするのは不思議。そして、毎回、選手は全力で泳ぎ続けるにも拘わらず、世界記録が出続けるのもまた、不思議。どこまで人類は進化し続けるのか。

確かに水着も進化してきたが、それはどんなスポーツでも同じこと。モータースポーツであれば、さらにマシンの進化に依存する。水泳の場合は、ルール改正によっても記録を伸ばしてきた。例えば、平泳ぎは、ずっと昔は頭が水面から出ていなければならなかった。手を前に戻すときに手は水面から出てはいけなかった。飛び込みやターンの後にドルフィンキックも反則だった。今後、記録が止まってくると、またルール改正があるのだろう。例えば、水中で複数回のプルやキックができたり、片手タッチになったりと。

私は水着が進化していくことに対しては大賛成。しかし、水泳を見る楽しみがひとつなくなったことがある。以前は、チーム毎や国毎に水着の色やデザインが異なっていた。世界大会であればまさに国別対抗といった感があったが、今は水着は黒一色で模様もなく、SPEEDやARENAというロゴが目立ち、水着優先でメーカー対抗になってしまったと思う。

ローマには行っていないので、本日は関連の掲載写真は無し。

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