昨日のエントリーに続いて、鳥をイメージした作品撮りレポートを記載します。
ライティングや使用レンズは昨日の作品と同様です。同じモチーフの連作の場合は、ライティングや使用レンズ(及び絞り)を変えずに風合いのトーンを揃える事にしています。
ライティングの現場でのワークフローは
1)レンズ選定と絞り設定
2)メインライトの選定
3)被写体のポジショニング(背景の壁からの距離)
4)サブライトの選定
5)各ライトのポジショニングと出力のバランス設定
6)カメラ側の設定(主にISOとシャッタスピード)の微調整
今回の場合も撮影前の頭の中のターゲットイメージは、カラフルだが深みのあるドシッとした風合いで、且つ、ヒトの視線に近づける為、ぼけ味のいい風合いにしました。
また、ライトを被写体から離すと照らす範囲が広がってしまい、狙いから離れていくので、モデルの近くから照らしました。しかも背景の色合いを落とす為には強い光量が必要です。ISOを50迄落としても、白飛びしてしまいます。f1.2の明るいレンズの特長であるボケ味を活かして、強い光量からの背景がダークな風合いを表現する(ボケ味とスポット系でのダークな風合いの共存)には、ソリューションとしてはHSS(ハイスピードシンクロ)をスタジオで使用するしかありません。今回もProfoto B1とAir Sync TTLを活用する事によって実現できました。
カラージェルは青、エメラルドグリーン、緑の3色をミックスしました。
Cast & Staff:
model: Shiori Takashima
hair styling: Luna Yoshikawa
make up: Yuki Haba
photograph: Hiroyuki Soda
Tool:
Camera/Lens: EOS 1DX markⅡ、50mm f1.2, 85mm f1.2 (canon)
main light:Fresnel Small+Barndoor
sub lights:Magnum Reflector、OCF Barndoor、Grid Small 10°、Spot Small + GOBO(w/color gel)、Softbox 1×1.3’+ Grid( profoto)
「関係者の皆様、日頃の多忙な中、事前のイメージ作り、アイデア、素材集め、現場ではボディーメイクやネイルや衣装染めまでとお疲れ様でした。また、面白い取組みをしましょう!!」
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【告知】
スタジオライティングを中心としたポートレートワークショップの開催が間近です。4月22日(土)15:00-17:30にフォトスタジオ SODA PLAZA(後楽園/春日)にて開催。
毎回、モデル撮影の実践を通して、設定されたテーマに沿ってライティングを作っていくワークショップ。
今回のテーマは ” 重厚感のある大人ポートレート “ 。
体系的且つ実践的に参画してポートレートライティングが学べる内容です。
詳細/申込:http://www.portrait-school.com/workshop.html
ポートレートスクール サイト:http://www.portrait-school.com
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