ペットポートレート撮影を行いました。
今回のテーマはドシッとした重厚感のある「肖像画」。これぞポートレートというべき写真。
ロングコートチワワの陸くん。飼い主さんから、愛犬が10歳を超えシニアになるので、きちんとしたポートレート写真を撮っておきたいというご要望を頂きました。
スポットライト系のストロボを数灯使い、撮影する事が出来ました。あえて、「出来ました」と記載したのは、通常、ワンちゃんの場合、動きがあるので、アンブレラ等で動いてもカバーされる全方位的なライティングで撮影しますが、動きに追従しにくいスポット系の多灯ライティングで撮影する事は私の中でも挑戦でした。
↑ 背景を暗く落とし、且つ、黒やダークブラウン系の毛並みを背景に同化させずに撮影する為の工夫を行いました。コントラストも欲しいので、右から、左から、そして後ろからもライトを当てました。頭のヘアーが光ってキレイです。そして、壁にも光で微妙に模様をつけてみました。
スポットライトは被写体から離すと光が広がって効果が半減されます。よって、画像に入りきらないギリギリの距離から照明を当てるとイメージ通りの光を作り込んでいけます。通常のストロボは高温で、ワンちゃんにも負担がかかり、やけどリスクなどもあり、撮影できません。私は Profoto B1というLEDライトのヒートレスのストロボを使用している為、この問題のストレスはありません。安全に且つクリエイティブに思い通りのライティングで撮影出来ました。
これによって、陸君の毛並みの色合いにあった色調の写真に仕上げる事が出来ました。
バストアップ(?)での横顔撮影を行いました。ボケ味のいい85mm f1.2のレンズを使用したので、背景のカーテンが微妙な模様になってくれました。
今度は明るく全方位型のライティングで壁に光をバウンズさせて逆光で撮影しました。
そして、更に、全くの逆光でスポットライトを使用して影絵の様な画作りをしました。
最後は飼い主さんとの楽しいツーショット。
緊張感が解けたのか、「僕、頑張ったでしょ!?」と言っている様な表情です。
そして、飼い主さんが目を細めると陸くんも。シンクロするのに心の繋がりを感じ、素敵でした。
楽しく横顔アップで撮影終了!
「N.Tさん、そして陸くん、撮影お疲れ様でした。楽しく撮影する事が出来ました。また、スタジオに遊びに来て下さい。」
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フォトスタジオ SODA PLAZA の
ペットポートレート サイト http://pet-photo.studio