ヘアメイクを担当したYuka Fukano氏の仕切りで、テストシュートを行いました。
私が普段、あまりしないカメラ設定での撮影を経験しました。がっつり絞って、モデルの力強さやメイクのシャープさを表現する事が出来ました。
ヘアメイクのセンスは素晴らしく、小物、メイク、ネイルの色調が統一されており、差し色としてアクセントがいい感じです。
画像を確認しながら、背景を白にしたり、グレーに落としたり、被写体の後ろに円形グラデーションを入れたりとライティングバリエーションを付けてみました。
そして、モデルのAdelina氏ともコミュニケーションを取りながら、進めて行きました。ヘアメイク作品として、ヘッドショットのみの撮影ですが、彼女は勘がいいので、微妙な機微のある表情やポーズを自然に自発的に付けてくれます。
ライティングはシンプルにメインをビューティーデッシュにしました。それにより、背景には人物影がつかず、かつ被写体には凹凸感が表現できる陰影を付ける事が出来ました。サブにはトップライトで髪の毛に艶を出しました。
背景をモノクロ系でシャープにしたまま終わろうと思いましたが、ヘアメイクの色調に染めてみました。
赤系から青系に色を混ぜてみました。そしてグラデーションを付けたり、色合いの濃淡のバリエーションも付けてみました。
背景紙を使わずに光でカラーリングをすると、グラデーションを付けたり、複数色にしたりの表現が出来ます。しかし、ストロボ間の光量バランスが難しく、弱すぎると色がつかず、強すぎると色が消えて飛んで行きます。微妙に微妙に空中で色をミックスするのは、パレットで絵の具を筆先で混ぜる感覚です。
白ホリゾントならではの私の好きなシンプルな作風に仕上がりました。モデル力とヘアメイク力が強いほど、シンプルな画作りが素敵だなと再認識しました。
Art Direction, Hair & Make Up, Styling : Yuka Fukano
Photography : Hiroyuki Soda
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(Workshop Information)
私の運営するポートレートスクールのワークショップが次回は7月22日(土)に開催されます。
テーマは ”カラーリングポートレート” 。
詳細や申込は下記です。
http://www.portrait-school.com/workshop.html