昨年末ギリギリに、タレント事務所の宣材写真撮影を行った。無事、納品も終えたので、そのときのことを記載してみる。
当社スタジオで、朝から夜までモデル、役者の方々が時間差で入って来られ、ヘアメイクと撮影を効率よく行うことができた。
宣材写真撮影の際、押さえておくことは、1.目的、用途 2.事務所、個人の目指す仕事内容、イメージ、役柄 3.個々の強み、弱み、特徴、個性。
撮影の際に心がけることは、応募写真(全身+顔の型モノ)のみならず、素材感、個性が表現されるシンプルな写真。そして、バリエーションのあるシーン。誇張したポーズは私自身、好まない。
幸い、私のスタジオは、人物が浮き出る様にシンプルな白基調であり、且つ、飽きない様に壁には様々な表情を持たせている。私はカラフルなバックペーパーを使用するよりも、ライティングでバックの色や雰囲気を変えるのを好む。
まず、被写体、マネージャー、ヘアメイクの方々と話し、イメージを共有し、具体的に、衣装、メイク、ヘアスタイルを決める。
私は固定するのが嫌いなので、スタジオは360度、どの場所や角度からも撮影できる様にしてある。事前に万全な準備をせず、被写体の方がスタジオに入ってきた瞬間のインスピレーションとアドリブでライティング等の設営をすることにしている。
その日は8名のモデルや役者の方々を撮影した。皆、各々の個性があり、話をしながら被写体の方、事務所やヘアメイクスタッフの方々と楽しく撮影をすることができた。(楽しいと思っていたのは自分だけか)
それらの写真を持って、撮影した皆様にはオーディションや仕事を勝ち取ってもらいたい。その後は皆様の努力次第だが、少なくとも、書類選考までは、写真パワーが貢献できればと願わずにはいられない。
下記にて写真の一部をご紹介。
そして、最後は事務所の代表の針ヶ谷昌子氏。ポートレートというよりも、休憩中のスナップ撮影。とてもガッツがあり、感じのいい方です。
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